悪質な通販サイトによる被害を減らすために

以前、「個別の被害回復はまず消費生活センターへ相談してみよう」という記事と「残念ながら個別の解決はできなかった場合でも適格消費者団体に情報提供してみよう」という記事を書きました。

今回はもうひとつ強力な情報提供先を紹介しようと思います。

最近こぶたんが精力的に記事にしてきたネット通販トラブルですが、これらでトラブルを誘発する原因となっているのが「紛らわしい」「誤解を生ませるような」表現です。

例えば、
・販売実績のない価格の隣に「50%オフ!!」したかのような値段を記載する
・「今だけ限定価格!!」と書いて本当はずっとその値段で売っている
・送料無料!!と書いているのに実は無料エリアはごく一部だった
・動画全部見放題!!といって新作は除外だった

…等々、事実と異なって非常にお得に買えると思わせる手法や

または、
・飲むだけで痩せる、飲むだけで白髪が黒くなる、
・着るだけで筋肉が増強する、とか、バストアップする
・履くだけで足が細くなる、

…等々の紹介で根拠なく実際の商品より非常に優れているかのように示すことは

有利誤認」「優良誤認」と言い、そのような表示や宣伝は禁止されています。

これらの問題に対しては主に消費者庁都道府県が実態を調査し、違反行為があれば措置命令が出されます。違反の事実がなくても違反のおそれがある場合は指導措置が、対象行為が認められた場合には課徴金が課される場合もあります。

(※実際の執行状況はこちら…結構いろんな業者が処分やら課徴金命令やら受けてます。必見)

これらの調査は「外部からの情報提供」「職権探知」等で行われると消費者庁のHPに書かれています。おそらく全国の消費生活センターに寄せられ蓄積された情報も参照されているでしょう。

消費者庁「景表法・違反被疑情報」へ情報提供ができます

そして、消費者庁のHPには 違反に関する情報提供のフォームが用意されており消費者から情報をあげることが出来ます。(※フォームはこちら

ここに書いたからと言って、必ず「調査を約束される」とか「結果を報告してくれる」とか「個別の被害を回復してくれる」というものではありませんが、業者が問題のある広告や表示を続けて同じような被害が出るのを防ぐことにつながる一つの方法ではあります。

ネットの定期購入には「これは問題では?」と思うような表示がたくさん見受けられます。これまでにも措置命令を受けたり課徴金を納付している業者もありますが、そこに至るまでに相当数を販売してトラブルに遭った人がたくさんいるのが実情です。

残念ながら役所というのは問題が起こっても一定の数を認識しないと動かないところなので、消費者が声を上げる先として覚えておいて、素早く問題を発信&件数を積み上げることが大事なのではないでしょうか。

明瞭が大事

今まで【検証シリーズ】の記事で取り上げた「マヌカジンセン」や「王妃のめぐみ」のような 販売方法(「100円」とか「300円」で「解約保証」も付いてまずは一度気軽に試せるかのような販売ページだったのに、実は一旦契約したら「20袋の商品を受け取って4万円近くもの代金を払わないと解約を認めない」 という規約)も、非常に誤解を招く表示だと思います。

ネット通販は、特にスマホで見る場合、画面を延々とスクロールしなければ表示内容全体を見ることができない構成になっていることが多く、 一応、販売ページの下部や注文確認画面に総額表示はあっても、字がとても小さかったり、背景と見分けにくい色で書かれていたり離れたところに書かれていたりして実態が分かりにくくなっており、トラブルを誘発しています。

販売価格、送料、返品の可否・条件等の取引条件については、その具体的内容を「正確」かつ「明瞭」に表示する必要があります。

この「明瞭」 というのが非常に大事なことであり、一旦申し込んだら21袋4万円弱を払わないといけない商品に大きく「100円」とか「300円」と値段を掲載することは「明瞭」にほど遠い行為だとこぶたんは思います。

1袋だけで解約することができないならば、販売価格は「39900円」と記載するのが正確で明瞭な情報ではないでしょうか。

1人や10人の声では変わらないかもしれない、100人でも変わるかどうか分からない、でも、発信しなければ問題があることも気付かれません
解決につながる先にたくさんの声を上げましょう。

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