不正確なサイト情報に惑わされないで

100円だと思って申し込むと、2回目に大量の商品と4万円近い請求がくるタイプの定期購入(王妃のめぐみとかBealtyの商品なんかが有名ですね)のトラブルがなかなか収まりません。

いろいろ調べていたら、まとめサイトや個人の体験談のような形で

「ちゃんと書いてあるのに見ないで申し込んじゃったんだから、全額払わないとカード払いの人は信用情報に傷がつくよ」「強制解約になって5年間カードが作れなくなるよ」的な結論で、

ともかく2回目(4万円弱)までは払う】ことを推奨するような記事を複数みつけました。

カードで払ったら文句は言えないの?

この【100円だと思って申し込むと2回目に大量の商品と4万円近い請求がくるタイプの定期購入 】は「申し込み時の画面にそのような高額の契約になることが書かれていなかった」とか「規約だから2回目を受け取って4万円弱を払わないと解約できないと言われた」等のSNSの書き込みも非常に多く見られます。

コンビニ後払いを選んだ人で「1回目100円しか申し込んでいない」と主張して払わずに闘っている人もいるようですが、カード払いを選択した人は諦めてしまったという書き込みがありました。

上記の【ともかく2回目(4万円弱)までは払う】ことを推奨するような記事はどのような方がサイト運営者なのか分かりませんが、カードの不正利用や注文した品物が届かない詐欺サイトも多いこのご時世に

「 (どんな手口の売り方であっても)一旦契約したんだからカード代金は文句言わずに払え」という結論づけは強引です。

カード会社は審査を経て「信用できる」と判断した顧客にカードを発行し、自社が加盟店(※)として承認した事業者との取引代金を立替払いするビジネスです。

(※最近は販売業者とカード会社の間に代行会社が入って取引が承認されている場合も多いですが、その場合であってもカード会社が顧客の窓口であることに変わりはなく、販売業者の取引が不当なものであれば請求取下げや返金等に向けて対応しないものではありません。お金を扱う企業の責任は重大ですからね)

企業は社会の公器と言われますが、こと、決済等を扱う企業は「不当な請求に加担する行為」をしないよう取引内容の管理に努めなければいけませんし、恐らくそうしているはずです。善良なカード会員が「不当な取引」なのに「業者に直接言っても対応されない」と苦情を伝えれば、まずは「調査します」となるのがほとんどです。

じゃあ、実際どうすればいい?

ただし利用者がカード会社に何も連絡せずに支払い拒否を続けていても、それが「問題のある取引だから支払い拒否をしている」のか「単なる滞納」なのかカード会社は判断できません。

まずは
「〇〇〇〇のような経緯・条件で注文したはずなのに」
  …注文前の広告や勧誘の情報を説明する
 ↓
「その後、状況が△△△のように違っていて」
  …最初の注文内容と現時点で違っていることを説明する
 ↓
「業者に×××と申し出たが、対応されなかった」
  …まずは当事者間で解決しようとしたことを説明する
 ↓
「□□□ 円の請求に納得できない」
  …自分が契約した条件と請求で違っている点を説明する
 ↓
「なので調査してほしい」  とカード会社に【苦情】の連絡しましょう。


カード会社は「払いたくない」「返金してほしい」とだけ言われても、窓口ではどちらに非がある話なのか判断できない(しない)場合がほとんどです。

ポイントは「調査して、問題のある取引なら請求取下げ(もしくは引き落とされたお金を返金)してほしい」という意思をカード会社に伝えることです。

カード会社によって引き落としを一旦保留にして調査をするところや一度引き落とされて調査結果により後から返金されるところ等、いくつかのパターンがありますので、今後どういう流れになるか聞いておくといいでしょう。

某流通系カード会社なんかは「当社は請求データが取り消されない限り引き落とします」と言ってくるとの噂もありますが、そのようにカード会社の対応がイマイチの場合でもそこで諦めずに「では、消費生活センターに相談します」と言ってセンターに相談するとよいと思います。

※カード会社も消費生活センターも既に広く知られているトラブルなら話が通じやすいのですが、トラブルが発生し始めたばかりの時期や対応する人によってはなかなか対応が鈍いこともあります。

しかし、現代はネット社会ですから、調べると同じようなトラブル事例が出てくることが多いです。問題解決のためには事実関係を整理しておくとともに、販売業者の問題点が分かるような資料を探す等もして、第三者に分かりやすく伝える工夫が必要です。

契約するかどうかの判断材料となる重要な項目(金額や購入回数やその他の購入条件)に情報不足や誤り・虚偽があったことが分かるようにネット通販の場合はURLやスクショ等を確保しておくといいでしょう。

なお、カード会社に調査を求めても自分の信用情報には影響しませんし、カード会社の判断で請求が取り下げられ支払わずに済んだ場合も事故情報には載りません

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